その他の項目について

  • 買取りの仕組みってどうなってるの?
  • 販売店を持たない業者が買い取りをした自動車は、オートオークションに出品されます。

乗らなくなった自動車を売却する時、その自動車を買取りする業者と下取りする業者があります。下取りをするディーラーは、下取りした自動車を整備点検した後販売しますが、買取専門業者は買い取るだけで販売はしません。では、買い取った自動車はどうなるのかというと、買取専門業者が買い取った自動車は「オートオークション」に出品されます。

オートオークションとは、自動車の販売業者と買取業者が、中古車を売買する卸売市場のことです。オートオークションは会員制の市場となっているため、ディーラーや販売店、買取専門業者などの関係業者しか会員になれず一般人は参加できません。一般の個人は、参加はもとより、オークション会場へ入場することも禁止されています。

オートオークションには、買取専門業者が買取りをした自動車と、販売店を持つ買取業者からも出品されることがあり、現在の中古車市場の約8割は、オートオークションを経由していると言われています。

オートオークションは、全国各地で開催されており、会場には公正な競りが行われるように検査員が在籍しています。その中で、競り落とした中古車販売店が、買取業者が出品した自動車を購入します。中古車販売店は、購入した自動車を整備点検した後、店頭で販売します。

このような流れで、買い取られた自動車は販売されていきます。オートオークションは、文字通りオークションなので、購入価格は競りで決まります。ディーラーが下取りをする時の下取り価格は、査定本を基準にして決められます。自社製の自動車ならば査定本の基準価格よりも高く下取りますが、基本的には査定本の価格になります。それに対して買取業者の買取価格は、査定本も参考にはしますが、中古車市場の人気によって決まります。人気のある自動車は、オートオークションで高値で売ることができるので、ディーラーの下取り価格よりも高額で買取りしてくれることが多くなります。